お打ち合わせをしていて、気が付いたのですが、PCやスマホなどのデータ、バックアップを2重、3重にとっている方は、とても珍しいようです。
突然ですが、「フェイルセーフ」という考え方をご存知でしょうか?
かのWikipediaによると、フェイルセーフとは・・・
なんらかの装置・システムにおいて、誤操作・誤動作による障害が発生した場合、常に安全側に制御すること。またはそうなるような設計手法で信頼性設計のひとつ。これは装置やシステムが『必ず故障する』ということを前提にしたものである。
要は、モノは全て壊れるから、壊れてもいいようにするんだよ。
ってことです。
しかし、日本って品質がすごく良いですよね。バックアップなんて取らなくても壊れないから大丈夫・・・こんな心理がどこかにあるんです。
実際、ほとんど壊れませんしね。
もしかしたら、身近な車や自転車がフェイルセーフになっていないことも原因かも知れません。
ちなみにフェイルセーフにするなら、ブレーキは離した時に効く(今と逆)設計となりますが、運転の仕組みを大きく変えないといけないので、逆に危なく(人の慣れの問題)なると思います。
人の命を預かる輸送機器の設計や、危険な現場で安全に作業するために「死なない、怪我しない」ように、何百回も上司から教育されたこともあり、バックアップをしないなんて信じられない。もちろん2重、3重が当然でしょ。っていうのが常識となっていて、つい他の方と常識が違うことを忘れている私でした(自戒)。