環境
ホスト:macOS Mojava バージョン 10.14.5
ゲスト:CentOS7.6
VirtualBox:バージョン 5.2.30 r130521 (Qt5.6.3)
VirtualBoxネットワークの設定
VirtualBoxで一番、面倒なのがネットワーク設定です。
色々と試した結果、NAT+ポートフォワーディング+ホストオンリーアダプターでいきましょう!
NAT+ポートフォワーディング
NATだけだと、下記のようになります。
ゲストOS→VirtualBox(ルータの働き)→ホストOS
ゲストOS(CentOS)から、ホストOS(Mac)にアクセスできる
ゲストOS(CentOS)から、インターネットに接続できる(Macがインターネットに接続されている前提)
ただし、ホストOS(Mac)からゲストOS(CentOS)にアクセスできないので、MacのブラウザでCentOSで作ったWordPressなどを操作することができません。
そこで、ポートフォワーディングという機能を使って、ホストOS(Mac)からゲストOS(CentOS)にアクセスできるようにします。
アダプター1
アダプター1に、NAT+ポートフォワーディングを設定します。

高度をクリックして、ポートフォワーディングをクリックすると、別ウィンドウが立ち上がりますので、+ボタンで追加していきます。


今回は、次のように設定しました。
ホストIpを0.0.0.0と設定すると、全ての条件にマッチするので、localhost、ホストの IP、127.0.0.1 などでもアクセスできるようになります。


ホストオンリーアダプター
ファイル>ホストネットワークマネージャー を開きます。

アダプターを手動で設定
IPv4アドレスに192.168.56.1
IPv4ネットマスクに255.255.255.0
と設定しました。
DHCPサーバーは有効にしていません。

アダプター2
ホストネットワークマネージャーの設定が終わったら、アダプター2の設定をします。
名前の所に、ホストネットワークマネージャーで設定したものを選択します!

CentOS7の設定
もし、CentOS7をインストールする前にここまで、完了したら、CentOS7をインストールしてください。
CentOSをインターネットに接続する
CentOS をインストールした直後に「nmcli device」でネットワークの状態を確認すると、enp0s3 が disconnected になっています。
「enp0s3」の名前は状態により異なります。

このとき、アダプター2の設定をしていなかったので、enp0s3という表示しかありません。
nmtuiというコマンドで設定

次のGUIで上下左右のキー、スペースキー、Enterキーを使って設定していきます。
Edit a connectionを選択して

先にenp0s3から設定していきます。(画面はenp0s8を選択中)

IPv6 の所を Ignore にする。
Automatically connect の所にカーソルを合わせて、スペースキーを押して有効にする。

次にenp0s8を設定します。
IPv4の所に192.168.56.101/24
101は任意の数字でOKです。

IPv6 の所を Ignore にして、
Automatically connect の所にカーソルを合わせて、スペースキーを押して有効にします。

画面を戻して、Active a connection を選ぶ

*が付いていることを確認します。
*があるとアクティブです。

Quitで終了します。

次のコマンドで、NetworkManagerをリスタートし、有効化します。
# systemctl restart NetworkManager
# systemctl restart network
エラーが表示されなければOK

接続されているか確認します。
# nmcli device

グーグルへのpingも通るのでOK
pingを終了するには「controlキー+cキー」

ファイヤーウォールを停止する
念の為、ファイヤーウォールを停止します。
# systemctl stop firewalld
# systemctl disable firewalld
のコマンドでファイヤーウォールを停止しておきます。

macを再起動
ホストpcであるmacを再起動をしておきましょう。
macのターミナルでSSH接続をしてみる
ターミナルを起動して、
$ ssh root@192.168.56.101
と打ち込みます。@の後は、CentOSでenp0s8、IPv4の所に192.168.56.101と入力した値と同じものにします。

Yes,Noと聞いてくるので、Yes
CentOSのパスワードを聞いてくるので、入力すると、SSH接続できます!

続いて、WordPressを動かすLAMP環境を整えていきましょう。



