先日、管楽器調律TOKYOへ訪問し、現在では生産されていない旧世代のカスタムモデル、今となってはあまり見かけないレアなモデルで、製造から年月が経ったこともあり、そろそろ「ビンテージ」と呼ばれる領域に足を踏み入れつつあるトロンボーンの調律をしていただきました。
事前準備:修理
事前準備として、抜き差し管や、凹凸、ゴムなどの消耗品を修理・交換しました。
私の場合は、以下の事故をおこしているため、まずは御茶ノ水の楽器屋さんで修理調整をお願いした後、別の修理工房で修理をお願いしました。(修理箇所が違うので、修理のやり直しではありません)
- 某球場で練習中に楽器ごとバックドロップ(ベルと主管損傷)
- 譜面台をベルに落下(ベル損傷)
- 転倒し楽器を地面に激突(損傷部位不明)
- ホルン奏者様、ユーフォ奏者様、サックス奏者様、フルート奏者様、クラリネット奏者様をはじめとする奏者様方、譜面台、ステージへの大変申し訳ない意図せぬスライド攻撃(スライド損傷)
- その他
まずは、意図していない攻撃に遭われた皆様へ、深く謝罪いたします。申し訳ございませんでした。
修理箇所は以下のとおりです。
- ベル、主管など凹みなおし
- スライド調整
- クループ(スライドの先端U字部分)修理
- ロータリー調整
- 抜き差し管 嵌合(かんごう)調整
- ゴム、コルク、フェルト類交換
特に、嵌合調整は大切で、嵌合が甘いことと音程が安定しません。息も漏れるし。
実際に嵌合調整後、かなり音程が合うようになりました。
音程が悪い楽器=要チェックです!
訪問
雨の日に訪問したので、外の写真はありません。
階段が狭いので、ぶつけないように慎重に向かう必要があります。
トコトコと3階まで階段でアプローチ。
流れ
- 音出し確認
- 調律
- 音出し確認
- 終了
簡単にするとこんな感じですが、調律にはそれなりの時間がかかります。
事故った箇所は特に難しそう。
見た感じですが、物理的な素材の響きを均一にしている感じでした。


結果
素人なので、私の感想でしかありません。
選定品のトロンボーンを試奏したことがあるのですが、同じような吹奏感に。
F管とB♭管の音質の差が低下(F管は構造上どうしてもこもった音になりやすい)
同じポジション位置で自然倍音列の音程が改善
元々、抵抗の強い楽器なので頑張る必要があったのですが、息をしっかりと遠くまで入れ込むことがしやすくなったかと思います。
感覚が変わったので、慣れるまでちょっと大変そうです。


