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震災と精神

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震災の報道もちょっと収まってきましたね。
実はここからが、本当の戦いが始まるのです。

震災から時間が経過するにつれて、
張り詰めていた緊張の糸がほぐれ始めます。

事故や怪我。
緊張が緩んだときが最もおこりやすい時です。

危険な工事が完了し、片付けをしてるとき。
仕事が一段落して、一休みしてるとき。

長時間、緊張が続いている場合は、
ホントふとした時に緊張の糸がほぐれ、
危険な目にあいます。

ちょっと脱線しますが、

そもそも人間の記憶は、
神経ネットワークが複雑に作られることで
成り立っています。

一つ記憶すれば、
一つ以上の神経ネットワークが作られます。

自分の意志で自由自在に記憶を引き出せればいいのですが、
隠された記憶も存在し
自分の意志では引き出せないものもあります。

そして、トラウマは隠されたもの

何かの拍子にトラウマが出てくることが

さらに、トラウマは人間が生き延びるために
存在するものでもあります。

生き延びるために、戦うか、逃げるか。
人間はこの選択を常にしています。

ずっとこの緊張を保つことは出来ません。

緊張が続くとPTSDになってしまったり、
燃え尽きてしまい、
うつ状態になります。

睡眠障害も引き起こすかもしれません。

人によって様々であることも
考慮しなければなりません。

同じ環境で、同じ刺激を受けたからと言って、
同じようになることはありません。

例えば
同じ戦闘地域で同じ行動をした
兵士の中で数人はPTSDになりますが、
全員がPTSDにはなりません。

テレビを見ただけで
PTSDや急性ストレス障害になってしまう人がいても
おかしくありません。

その人の脳のバランス。
今までの環境。

そして行動によって、
その人が受ける衝撃、
ストレスが変わってきます。

決して人と比較しては、いけません。
個性があるのですから。