CentOSを使っていましたが、サポートも切れることだしUbuntu Server 22.04 LTSを使ってみよう!ということで、Ubuntu Server 22.04 LTSでLAMP環境を作るべく、今回は、Ubuntu Server 22.04 LTSをVirtualBoxにインストールすることにしました。
環境
ホスト:WIndows10・・・Macでも操作はほぼ変わりません
ゲスト:Ubuntu Server 22.04 LTS
VirtualBox:バージョン6.1.30
Ubuntu DesktopとUbuntu Serverの違い
簡単にいうと、Ubuntu DesktopはGUI(マウスで操作できる画面)で、Ubuntu Serverはコマンドで操作する違いになります。
- Ubuntu Serverの方が容量が少ないはず
- VirtualBoxでサーバーとして使うので、コマンド入力がメイン
ということで、Ubuntu Serverを選択しています。
VirtualBoxのダウンロード
VirtualBoxの公式サイトからダウンロードしてインストールします。
公式サイトからダウンロードします。以下の画像は古いものですが、基本同じです。
でかでかと出ているDownloadボタンをクリックして、ダウンロードページに遷移します。
Windowsは「Windows hosts」Macなら「OS X hosts」を選んでください。
基本、全部推奨設定のままで良いと思います。
VirtualBoxで仮想マシンを作成
「新規」ボタンをクリック!
「名前」を入力します。Ubuntu~~~とするとタイプ、バージョンが適切に設定されるはずです。されなかったら、画像と同じように設定します。
マシンフォルダーは、ディフォルトです。
メモリーサイズは少し多めにしておくとスムーズに動きます。(最低限の2倍程度でいいと思います)
ハードディスクは「仮想ハードディスクを作成する」を選びます。
ファイルタイプは「VDI」を選びます。
将来を考えて「可変サイズ」を選びます。
ハードディスクの容量を設定します。今回は30GBにしました。
「作成」をクリックしたら、仮想マシンの完成です!
Ubuntuのダウンロード
Ubuntu Server 22.04 LTSをダウンロード
VirtualBoxの仮想マシンのネットワークを設定
「設定」をクリックだぁ!!!
いろいろと設定できますが、ブリッジアダプターが一番使いやすいです。
左側で「ネットワーク」をクリック。
ネットワークの設定が表示されたら、「割り当て」を「ブリッジアダプター」にします。
ちなみにホストPCの有線接続とWiFiを切り替えると、「名前」の部分を変更する必要があるのでご注意ください。
Ubuntu Server 22.04 LTSを仮想マシンに入れる
VirtualBoxの仮想マシンの設定で、「ストレージ」「コントローラー:IDEの空」「光学ドライブの横」を選びます。
「ディスクファイルを選択」でダウンロードした「Ubuntu Server 22.04 LTS」を選びます。
設定ができると「空」だったところにisoイメージが表示されます。
仮想マシンを起動してUbuntuをインストール
「通常起動」で起動します。
「Try or Install Ubuntu Server」を選択しenterキー
「English」を選択してenterキー
日本語はありません。
バージョンが22.04だけど、最新版は22.07だよ? どうすると聞いてくるので、最新版を入れます。
「Update to the new installer」を選択してenterキー
最新版をダウンロードしてくれます。
キーボードの種類を聞いてくるので、キーボードを選びます。
私のマシンはusキーボードなので「English (US)」を選び「Done」を選んでenterキー
最小構成でインストールする? と聞いてくるので、通常の構成でインストールを選択し(上下キーとスペースキーで選ぶ)「Done」を選んでenterキー
ネットワークの設定
固定IPで運用したいので、ここで設定をしたいと思いますが、上手くいかないこともあるので、インストール後に固定IP化するのもいいと思います。
なお、記載した設定で動くか確認していないのでご注意ください。
「enp0s3」を選んで
正直「Subnet」の設定が怪しいです。
「Address」は仮想マシンUbuntuの固定IPアドレス。
「Gateway」は使用しているネットワーク環境のゲートウェイ、「Name servers」も使用しているネットワーク環境のものを入れます。
設定後の画面です。「Done」を選んでenterキーで進めていきます。
使っているネットワーク環境でプロキシサーバーを使用している場合は、プロキシサーバーのアドレスを設定します。
使用していない場合は、空欄でOK。「Done」を選んでenterキーで進めていきます。
ミラーサーバー指定
アップデートをするときにダウンロードするアドレスを入れます。
ディフォルトのままでOK。
「Done」を選んでenterキーで進めていきます。
ハードディスクの設定
基本、ディフォルトのままでOKです。
「set up this disk as an LVM group」とは、「仮想ハードディスクをLVM(Logical Volume Manager)のグループとして設定」という意味だそうです。
LVMとは、物理的に複数の記憶媒体を1つの記憶媒体として扱い、後から記憶媒体を追加する場合などに便利だそうです。
「Done」を選んでenterキーで進めていきます。
ハードディスクの内容チェックです。
「Done」を選んでenterキーで進めていきます。
インストールすると、仮想ハードディスクの内容をきれいにしちゃうけど大丈夫? と聞いてくるので、「Continue」を選んでenterキー。
サーバーの名前
サーバーに設定する名前を入れます。
ローカルサーバーで、基本は電源OFFなので、ユーザー名とかおすすめできないものを入れています。
- Your name:管理者アカウントのフルネーム
- Your server’s name:サーバー名
- Pick a username:ログイン名(管理者アカウントID)
- Choose a password:パスワード
- Confirm your password:パスワードの確認
「Done」を選んでenterキーで進めていきます。
SSHの設定
SSHを使うので(使った方が楽)なので、「OpenSSH serveer」をインストールします。
SSHキーのインポートは「No」を選びました。
「Done」を選んでenterキーで進めていきます。
同時にインストールするもの
後からインストールできるので、特に選択しません。
「Done」を選んでenterキーで進めていきます。
インストール中
これでやっとインストールしてくれます。
インストール中の画面です。
再起動
「Reboot Now」を選んでenterキーで再起動します。
起動ディスクが設定されているので、失敗と出ます。
enterキーを押します。
起動ディスクが排出され、再起動します。
基本、再起動しましたが、SSH関係のものが表示されたので、enterキーを押してみました。
無事にUbuntuのログイン画面が出てきました。
設定したユーザーIDとパスワードでログインします。
問題なくログインできたら、インストール成功です。
お疲れ様でした。